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HOMEエレクトロニクス機器 > 【MWC続報】世界がようやく日本に追いついてきた――Adobe社Director

【MWC続報】世界がようやく日本に追いついてきた――Adobe社Director

  • 北郷 達郎=日経エレクトロニクス
  • 2008/02/20 17:54
  • 1/1ページ
Director,Technical Marketing Mobile and Devices Business Unitを務めるAnup Murarka氏
Director,Technical Marketing Mobile and Devices Business Unitを務めるAnup Murarka氏
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Flash HOMEを使ったメニュー画面の例
Flash HOMEを使ったメニュー画面の例
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 携帯電話機でFlashコンテンツを利用することが当たり前のようになっている日本。この状況に,ようやく世界が追いつこうとしている。米Adobe Systems Inc.でDirector,Technical Marketing Mobile and Devices Business Unitを務めるAnup Murarka氏に,その背景などを聞いた。

――なぜ今回,「Flash HOME」や「Flash Cast 2」といった新しいサービスを始めることになったのか。
Murarka氏 現在,携帯電話産業に起きていることは大きく二つある。一つは利用方法の変化である。特に中国やインドのような新興市場では,最初のコンピュータ機器として携帯電話機が使われるようになっている。
 もう一つは米Apple Inc.の「iPhone」の登場が見せた,利用者の意識の変化だ。iPhoneユーザーは77%以上が満足しているという。また利用者はあくまでもApple社製品を利用しているという感覚であり,携帯電話事業者が意識されていない。
 こうしたユーザー体験を提供するうえで,パソコンのインターネットがHTMLとテキストからRIA(Rich Internet Application)に変わったように,モバイル機器でも同じ変化が起きている。テレビでも同じようなことが起こるだろう。

――携帯電話機におけるFlashの普及の状況は変わったのか。
Murarka氏 世界的には45億台の携帯電話機がFlashを搭載している。年間150%の成長だ。既に50%以上が日本以外のマーケット向けになっている。今までは携帯電話機向けFlashと言えば日本向けが中心だったが,もはや日本だけではない状況になった。
 一方日本の状況はというと,携帯電話機の85%まで浸透した。現状の普及具合から考えると,今後12~18カ月でパソコンにおける普及率を超えるだろう。

――Flash Liteとパソコン用Flashでは,まだ機能面で差がついている。
Murarka氏 現状ではパソコン用が9.5版なのに対し,Flash LiteはFlash 8ベースという違いがある。今後,できるだけ同じアプリケーションが動くように,バージョンもできるだけ同期させていく方針である。
 Nokia社の最新の携帯電話機でパソコンと同じFlashを搭載している。このことは,携帯電話機でもパソコンと同じコンテンツを閲覧したり,サービスを利用したりすることが望まれていることを意味している。

――それは携帯電話機とパソコンでサービスが共通化する流れだと言うことか。例えば,Adobe社には「Photoshop Elements」のオンライン化の計画もあるが,そういう負荷の大きなサービスも携帯電話機で動くようになるのか。
Murarka氏 その可能性はある。ただ,本当にPhotoshop Elementsのすべての機能を携帯電話機で操作するのは難しいだろう。ある程度機能を絞って利用するというのが現実的ではないか。

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