ソニーは2008年2月12日,動画共有サービス「eyeVio」における楽曲の2次利用について日本音楽著作権協会(JASRAC)と契約したと発表した(発表資料)。JASRACが管理する国内楽曲を歌唱または演奏した映像を一般ユーザーが投稿し,共有できるようにする。2008年3月に開始する予定。

 音楽作品の使用料を徴収する業務を委託されたJASRACは,「動画投稿(共有)サービスにおける利用許諾条件」を2007年7月24日に発表していた。「ストリーム形式のサービスであること」や「管理運営する事業者の責任において(中略)権利侵害を防止すること」などを前提としている。こうした前提を満たした動画共有サービスの事業者と,楽曲使用料の支払いについて契約している。

 JASRACが管理する楽曲をユーザーが演奏した動画を投稿可能にすることで発生する使用料はソニーが負担する。これまで無料だったeyeVio(Tech-On!の関連記事)を引き続き無料で利用できるようにした。使用した楽曲を特定するために,動画をアップロードする際に楽曲名やアーティスト名を入力してもらうようにする。