XPERIA X1による採用を発表するRobbie Bach氏
XPERIA X1による採用を発表するRobbie Bach氏
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 米Microsoft Corp.は2008年2月11日,スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2008」において英Sony Ericsson Mobile Communications社が「XPERIA X1」でWindows Mobileを採用したと発表した。

 「Windows Mobileによって,ユーザーは新しい体験が可能になる。それをSony Ericsson社がくみ取ってくれた」(Entertainment & Devices Division PresidentのRobbie Bach氏)。これで携帯電話機のシェアで,首位のフィンランドNokia Corp.を除くトップ4社が,Windows Mobile機をラインアップに加えたことになる。「2007年の3GSM Conferenceの時点では,2社しか採用していなかった。それが4社になった。ソフトウエア開発キット(SDK)のダウンロード数は150万から300万へ倍増した。Windows Mobile搭載機の販売台数は2000万台に達するなど,状況は好転している」(Senior Vice President,Mobile Communications BusinessのPieter Knook氏)。

 XPERIA X1の発売は2008年後半になる。QWERTYキーボードや3インチのワイドVGA液晶パネルを装備し,HSPAと無線LANによる通信が可能である(Tech-On!の関連記事)。Sony Ericsson社はXPERIAをプレミアムのある体験やコミュニケーションを実現する機器向けのサブブランドとして展開していく計画である。

【訂正】記事掲載当初,「携帯電話機のシェアでトップ5のメーカーがすべてWindows Mobileを採用」としていましたが,正しくは「Nokia Corp.を除く上位4社」でした。お詫びして訂正いたします。記事は修正済みです。