三菱電機は2008年2月7日,パワー用途に向けた電気2重層キャパシタの試作品を2種類発表した。一つは,充放電時間が1秒と短いもの。従来品は20秒だった。もう一つは,エネルギー密度が約9Wh/kgと,従来品より20%向上したものである。前者の容量は未公表だが,後者は0.42Ah(1522F)である。実用化の時期としてともに2010年ごろを見据える。現段階で外販は「考えていない」(三菱電機)という。用途として,モータの回生電力を蓄電することや,太陽電池の出力変動を平準化することなどを想定する。
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