米International Data Corp.(IDC)は,カートリッジを交換して使えるリムーバブルHDDの市場予測を発表した。出荷台数は2012年まで65%の年平均成長率で伸び,2012年の年間出荷は300万台の規模になるという。売上高の年平均成長率も52%と高成長を見込む。

 「従来のリムーバブルHDDは独自規格のものが多くデータの交換ができなかった。最近は標準的な仕様に基づくものが増え,データのバックアップや交換などに適した装置になりつつある」(IDC社のHard Disk Drives and Components部門でresearch managerを務めるJohn Rydning氏)。IDC社は今後,DDS/DAT規格品などのローエンドの磁気テープ装置をリムーバブルHDDが置き換えていくとみている。