米Freescale Semiconductor Holdings I, Ltd.は,2007年第4四半期(2007年10~12月)および通期(2007年1~12月)の決算を発表した(発表資料)。第4四半期の売上高は対前年同期比4.7%減の15億3900万米ドルだった。営業損益と純損益は,前年同期と同様に赤字を計上したが,赤字額は縮まった。営業損失は5億9500万米ドル,純損失は5億2500万米ドルだった。

 同社のchairman兼CEOであるMichel Mayer氏は,「厳しい環境だったにも関わらず,第4四半期の業績は売上高,収益,キャッシュ・フローともに順次改善しつつある」と話した。

 部門別の売上高を見ると,「マイクロコントローラ(Microcontroller)」部門は,対前年同期比1.9%減の4億6700万米ドル。全部門の中で最も落ち込んだのは「携帯電話機(Cellular)」部門で,対前年同期比13.4%減の3億6100万米ドルだった。「ネットワーキングおよびマルチメディア(Networking and Multimedia)」部門と「RF・アナログおよびセンサ(RF, Analog and Sensors)」部門は,前年同期比でそれぞれ2.4%増の3億300万米ドル,同0.8%減の2億6000万米ドルを計上した。

 2007年通期の売上高は,対前年比10.0%減の57億2200万ドルだった。営業損益と純損益はそれぞれ17億1900万米ドルと16億1300万米ドルの赤字を計上したが,前年からは赤字額を減らしている。部門別に見ると,マイクロコントローラ部門の売上高が18億7800万米ドル,携帯電話機部門が12億1700万米ドル,ネットワーキングおよびマルチメディア部門が11億2100万米ドル,RF・アナログおよびセンサ部門が10億4800万米ドルである。