米DisplaySearch社は,次世代DVD対応機器の2007年第1四半期から第3四半期における世界市場の調査結果を発表した(発表資料)。それによると,今回の調査においても相変わらず,全体のシェア85%をゲーム機が占めた。また,HD DVD,Blu-ray Discのどちらにおいてもゲーム機は専用プレーヤの3倍以上の利益を上げた。DVD対応機器の世界シェアは,ソニー,マイクロソフト,東芝の3社で98%を占めるという。

 東芝は,次世代DVD機器の世界出荷台数の80%を占める北米市場において,専用プレーヤを低価格で販売した。この効果により,専用プレーヤにおける世界シェアの64%を得ている。東芝1社の出荷台数は,全てのBlu-ray Disc対応の専用プレーヤの出荷台数を上回る。

 ソニーはゲーム機「Playstation 3」の販売により,本調査において世界のBlu-ray Disc搭載機器のシェアの97%を占めた。2008年も引き続き堅調と予想される。