米DuPont社は,ポリイミド層の厚みが8μmと薄い片面2層のフレキシブル基板を開発した(発表資料)。「パイララックスAC」シリーズとして,2008年1月より発売する。スライド式携帯電話機のヒンジや,光ヘッド,カメラ・モジュール周辺などに使うフレキシブル基板に向ける。

 フレキシブル基板では,ポリイミド層が薄い方が,折り曲げ特性や屈曲特性で良好な特性が見込めるという。今回,米DuPont社は,ポリイミド樹脂技術と樹脂コーティング技術を最適化することにより,ポリイミド層の8μm厚化を達成したとする。銅箔は当面,12μm高屈曲電解タイプを用意する。

 同社は今回の開発品を,2008年1月16~18日に東京ビッグサイトで開催中の「第9回プリント配線板EXPO(PWB EXPO)」で展示する。