基調講演を行なう坂本氏
基調講演を行なう坂本氏
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テレビ画面にYouTubeを表示したところ
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映像を再生
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 別記事で述べたように1月5日のCEA(全米家電協会)がジャーナリスト対象に行うブリーフィング「State of the Industry」において,デジタル製品とそれを選好する米国のユーザーの四つのトレンドが提示された。その第2項目に「360度ソリューション」というのがある。

 凄い言い方だが,「デバイス,コンテンツ,サービスの三つがトライアングルのように互いに密接な関係を持つ」ということだ。つまり,コンテンツを楽しむためのデバイス(映像,音声再生機器)は,サービスと濃い関係を持たなければならない--という。
 

 早速,それを実践したのが,松下電器産業。パナソニックAVCネットワークス社社長の坂本俊弘氏の基調講演で,Google社のPicasaという写真閲覧ソフトウエア/サービスと,有名な動画投稿サイトのYouTubeとの接続機能を採用した。「これはパソコンのように,近くで見るのでなく,3m離れてリラックスしてみるYouTubeです。MPEG-4 AVC/H.264でトランスコーティングするので,SDTV画質ですが,意外に画質が良いですよ」(坂本社長)とのこと。CEAが提案する最新トレンドの早速のケースとして,注目したい。