図1 家庭内ネットワークを通じて無線LANに接続する様子を示したデモ展示。今回試作したカメラでは,無線LANモジュールをグリップ部に取り付けていた。機器同士のアドホック接続には対応しない
図1 家庭内ネットワークを通じて無線LANに接続する様子を示したデモ展示。今回試作したカメラでは,無線LANモジュールをグリップ部に取り付けていた。機器同士のアドホック接続には対応しない
[画像のクリックで拡大表示]
図2 Googleの写真共有」サービス「Picasa」とVIERAテレビの「VIERA CAST」機能を通じて,大画面テレビで写真データを閲覧できる
図2 Googleの写真共有」サービス「Picasa」とVIERAテレビの「VIERA CAST」機能を通じて,大画面テレビで写真データを閲覧できる
[画像のクリックで拡大表示]

 松下電器産業は,無線LANを搭載したLUMIXシリーズのデジタル・カメラを製品化する見通しを示した。発売は2008年春以降とみられる。無線LANで家庭内ネットワークや屋外のホットスポットに接続し,Googleの写真共有サービス「Picasa」にデータをアップロードできるようにする。同社は「2008 International CES」で,試作機による動作デモを見せた。

 同社は無線LAN対応デジタル・カメラの実用化を見据え,米国の通信事業者であるT-Mobile社と提携した。無線LAN対応のLUMIXを購入すれば,米国内に8500カ所設置されているT-Mobileのホットスポットを,使用開始から12カ月間に渡って無料で利用できるようにする。

 Picasaに接続するには,T-MobileのIDおよびパスワード,GoogleアカウントのIDおよびパスワードを入力する必要がある。松下電器産業は,LUMIXのタッチ・センサ付きビューファインダーにソフトウエア・キーボード機能を持たせ,ユーザーがこれらの文字列を打ち込めるようにする。

この記事を英語で読む