「ロボット」に「列車」。2007年第4四半期のビデオ・ランキングでは“鉄分”の多いネタが上位20本の半数近くを占めた。ロボットではトヨタ,ホンダといった自動車メーカーが積極的にロボット事業に取り組んでいる姿を見せた。列車では新型ロマンスカー,架線なしでも電池で走行できる路面電車に注目が集まった。
トップ4を独占したのは,ソニーの有機ELテレビの分解ビデオ。静止画のみの分解記事と違って,分解に取り組も記者の息づかいまでお伝えできたのではないかと思う。もっとも,軍手で分解している“舞台裏”まで明かしてしまったのだが。
ロボット,列車を差し置き,有機ELテレビに続いて5位に入ったのが,新型Liイオン2次電池を押しつぶすビデオだ。この実験自体は東芝が行い,その模様を撮影したビデオを記者会見場で上映した。これを会見に出席した記者が,デジタルカメラの動画機能ですかさず撮影したものである。このため画質は劣るものの,電池を押しつぶすというある意味,ショッキングなビデオに注目が集まった。YouTubeの世界的人気でもわかるように,ビデオのおもしろさは画質によらないということの証左だろう。
オフィスではゆっくりビデオを見られなかった方も,年末年始のこの機会にじっくりご覧いただけると幸いである。なお,一つの記事に複数のビデオを掲載している場合があるため,ランキングには同じ記事タイトルが並んでいることもある。その後ろの括弧内のビデオ名で区別していただきたい。
▼ 2007年第4四半期「ビデオ」ランキング
今回の集計の範囲外ではあるが,iPhoneの分解も年越しビデオにお薦めである。こちらの記事リンク集ページで,ビデオカメラのアイコンがついている記事には,ビデオがついているのでご覧いただきたい。