無線システムの伝送試験装置を手がける米Berkeley Varitronics Systems, Inc(BVS社)は,700MHz帯利用のWiMAXに対応した試験測定装置を発売した(ホームページ)。700MHz帯を利用するWiMAXの,屋外などでの電波伝搬試験を行うための送信機や受信機,カバレージを表示するソフトウエアなどで構成する。

 BVS社は以前からWiMAX向けの電波伝搬試験装置を発売していたが,これまでは2.5GHz帯および3.5GHz帯向け製品が中心だった。米FCCは2007年1月24日から,米国の700MHz帯において周波数オークションを開始する予定だが(Tech-On!の関連記事),オークションの参加企業には,同帯域を使ったWiMAXサービスを計画している企業もある。BVS社は,こうした700MHz帯を使ったWiMAXサービスを狙う事業者に向け,対応する試験装置を用意したという。

 販売するのは,「Gator Class A Transmitter」,「Coyote Modular Receiver System」,そして「Forecaster GPS Mapping Coverage Software」の三つである。なおBVS社は,2008年1月7日から米国ラスベガスで開催される「2008 International CES」で試験測定装置を出展する予定。

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