日本経済新聞社は,日立製作所がHDD事業子会社の株式を米系投資ファンドに一部売却する方向で最終調整に入ったと,2007年12月21日付けの朝刊で報じた(Tech-On!関連記事)。日立製作所はこの報道について,「当社はHDD事業の業績改善のため,あらゆる施策を検討し,実行している。報道内容も多くの選択肢の一つではあるが,売却について決定した事実はない」(日立製作所 広報部)とコメントした。

 報道によれば,日立製作所は投資ファンドの米Silver Lake Partners社に優先交渉権を与え,Silverlake社は第三者割当増資により米Hitachi Global Storage Technologies(HGST)社の株式の5割弱を取得する方向で調整しているという。日立製作所は引き続きHGST社の株式の5割強を保有し,HDD事業の再建を主導する。2008年1月中の合意を目指すという。

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