パナソニック モバイルコミュニケーションズが総力を挙げて設計したという携帯電話機「P905i」(VIERAケータイ)。ワンセグ視聴を始め,GSMによる国際ローミング,HSDPA,GPS受信,Bluetoothなど,まさに「全部入り」端末である。NTTドコモの2007年秋冬モデルの端末の中でも,トップクラスの人気を誇る。日経エレクトロニクス分解班は,まずこの1台の中身を覗いて見ることにした。

さらに詳しい内容は,日経エレクトロニクス12月31日号に掲載予定。

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まず,裏側のフタを外し,電池を取り出す。定格3.7Vで770mAhのLiイオン2次電池「P15」があり,その上部にSIMカードとmicroSDカードのスロットが設けられていた。
まず,裏側のフタを外し,電池を取り出す。定格3.7Vで770mAhのLiイオン2次電池「P15」があり,その上部にSIMカードとmicroSDカードのスロットが設けられていた。
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キーボード側筐体の裏面にあるネジを外すと,サブ基板とカメラ・モジュールなどが現れた。裏ブタ側に,スピーカーとワンセグ用ロッド・アンテナ,FeliCa用アンテナなどが実装されている
キーボード側筐体の裏面にあるネジを外すと,サブ基板とカメラ・モジュールなどが現れた。裏ブタ側に,スピーカーとワンセグ用ロッド・アンテナ,FeliCa用アンテナなどが実装されている
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スピーカーには,音質に定評のあるダイナミック型が二つ実装されていた。FeliCa用アンテナを集端する基板には,「TYCO」の文字が。タイコ エレクトロニクスの製品とみられる
スピーカーには,音質に定評のあるダイナミック型が二つ実装されていた。FeliCa用アンテナを集端する基板には,「TYCO」の文字が。タイコ エレクトロニクスの製品とみられる
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有効画素数が約510万画素のアウト・カメラを囲むように,黒いフレームとサブ基板がある。サブ基板に実装されたmicroSDカードのスロットには「MXJ」との刻印がある。Molex社の製品のようだ
有効画素数が約510万画素のアウト・カメラを囲むように,黒いフレームとサブ基板がある。サブ基板に実装されたmicroSDカードのスロットには「MXJ」との刻印がある。Molex社の製品のようだ
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メイン基板とディスプレイ側を接続する細線同軸ケーブルの本数は40本。ケーブル・コネクタには,「IPX」とある。アイペックスの製品とみられる
メイン基板とディスプレイ側を接続する細線同軸ケーブルの本数は40本。ケーブル・コネクタには,「IPX」とある。アイペックスの製品とみられる
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メイン基板には大きな金属製のシールドが設けられている。この中に,主要なプロセサや送受信ICが実装されているようだ
メイン基板には大きな金属製のシールドが設けられている。この中に,主要なプロセサや送受信ICが実装されているようだ
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メイン基板には,もう一箇所シールドされている領域がある
メイン基板には,もう一箇所シールドされている領域がある
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