NTT,準ミリ波帯高速無線用に高集積3次元MMICを開発
NTTの未来ねっと研究所は,準ミリ波帯無線機に使われる約30種類の高周波送受信部の回路を,3mm角に高集積化した3次元MMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuits)を開発した(発表資料)。
今回開発した3次元MMICは,従来のMMIC上に多層の誘電体層と金属配線層を設けている。この金属配線層を電磁的に結合あるいは分離することで従来の約20倍と集積度の高いMMICを実現した。電磁界を狭い範囲に閉じこめることにより線路間隔を従来の約1/10に狭めることが可能な伝送線路,多層化して電磁界結合させることにより小型化した結合線路,多層化し小型化したインダクタなど,立体的な構造を利用した素子を作成する。これによって非常に集積度の高いMMICを実現している。この技術により,準ミリ波帯無線装置の無線部をわずか数個のICで構成できるようになり,装置の小型化,経済化が可能になるという。また,局部発振器用の周波数4逓倍器およびドライバ増幅器を集積化した3次元MMICも同時に開発した。
今回の成果は,タイのバンコクで2007年12月11日から14日にかけて開催されるマイクロ波分野の国際会議「APMC2007」で発表する予定である。
記事中に誤りなど,編集部へのご連絡にはフッターのご意見/ご感想・お問い合わせをお使いください。












