米国アラバマ州バーミングハム市は,非営利団体の米One Laptop per Child(OLPC)などが開発したノート・パソコン「XO laptop」(Tech-On!の関連記事1同2)を1万5000台購入する覚書きに署名した。OLPCは,発展途上国での教育用途に向けた低価格ノート・パソコンの設計や開発,製造などを手掛ける。

 バーミングハム市は,XO laptopを市立学校の第1~第8学年(日本の小学校1年生~中学校2年生に相当)の生徒および教師に配布する。この取り組みは,バーミングハム市が掲げる子供たちの生活の質を改善するという公約の一環。同市は,とりわけ学校の教育システムと家庭の両方において教育の質を向上させることに力を入れているとする。購入したXO laptopは,2008年4月15日までに,バーミングハム市の子供に配布される予定。