トヨタ自動車は、実走行に近いテスト環境を備えたドライビングシミュレータを開発し、静岡県にある東富士研究所に設置したと発表した。直径7.1m・高さ4.5mのドーム内に実車を設置し、ドライバーは360度の球面スクリーン全体に映される映像に合わせて運転する。右左折などの運転操作に合わせて、ドームがターンテーブル、傾斜装置、振動装置を作動させながら、縦35m・横20mの試験場を移動する。これにより、走行時の速度感、加減速感、乗り心地を再現し、さらに走行音も加わることで、ドライバーは実際の走行に近い感覚を得られるという。
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