薄型テレビの国内出荷実績(2006年10月〜2007年10月)
薄型テレビの国内出荷実績(2006年10月〜2007年10月)
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 電子情報技術産業協会(JEITA)は,2007年10月の民生用電子機器の国内出荷金額が前年同期比10.5%増の2486億円だったと発表した。映像機器,音声機器,車載機器のいずれも前年実績を上回っている。

 映像機器の出荷金額は前年同期比8.1%増の1561億円だった。薄型テレビが引き続き好調で,液晶テレビの出荷台数は前年同期比27.0%増の61万5000台,PDPテレビは同15.4%増の9万1000台となった。一方,CRTテレビは同69.8%減の3万2000台と大きく落ち込んでいる。出荷比率では初めて5%を割り込んで4.3%となった。

 音声機器の出荷金額は前年同期比18.6%増の237億円と,5カ月ぶりに前年比でプラスに転じた。フラッシュ・メモリやハード・ディスク装置(HDD)を内蔵する携帯型音楽プレーヤの出荷台数が前年同期比22.2%増の74万6000台となり,市場をけん引している。

 車載機器の出荷金額は前年同期比13.6%増の688億円である。カーナビ,車載テレビ,車載DVD機器,車載CDプレーヤ,ETCユニットが軒並み出荷台数ベースで前年実績を上回った。カーナビの出荷台数は前年同期比24.4%増の38万3000台,このうちHDD内蔵タイプは同46.0%増の25万4000台と伸長した。

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