米Spansion Inc.は,インターネット・データ・センターのサーバー向けメモリの開発で米Virident Inc.と提携すると発表した(発表資料)。Virident社は,インターネット・データ・センター向けに低消費電力で,拡張性に優れたシステム技術を提供する企業。今回の提携によって,両社はインターネット・データ・センターで使用されるサーバーの消費電力を大幅に削減でき,かつ性能を向上できるメモリ・システムを開発するという。

 Spansion社のフラッシュ・メモリ「MirrorBit Eclipse」とVirident社のプラットフォーム技術を統合して,メモリ・システムを開発する。このメモリ・システムは,サーバー向けに特化して構築し,高速な読み出し性能と大容量を実現しながら,消費電力は従来のDRAMを利用した場合に比べて大幅に少なくできるとする。Spansion社によれば,MirrorBit Eclipseは,1Gバイト当たりの消費電力が従来のDRAMの1/10程度という。