米Spectralus Corp.と佐鳥電機は,携帯機器に搭載可能な前面投射型プロジェクターの光源用に効率の高い緑色レーザを試作し,2007年11月14~16日に開催された「Embedded Technology 2007(組込み総合技術展)」で展示した(図1)。開発品は励起レーザから出力された発振波長808nmの光を非線形結晶により1064nmに波長変換し,その後SHG(second harmonic generation)によって532nmに波長変換して緑色レーザとする。励起レーザに投入した電力に対する緑色レーザの光出力の効率は,10~15%と高いのが特徴である。波長変換素子を利用する一般的な緑色レーザの場合,この効率は数%だという。
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