文化庁は2007年11月15日,10月16日から実施していた「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」と「同分科会法制問題小委員会中間まとめ」に関する意見募集(パブリックコメント)を予定通り締め切った。私的録音録画小委員会は私的録音・録画補償金制度の抜本的な見直し,法制問題小委員会は著作権法の親告罪の範囲の見直しなどを議論してきた。文化庁の担当者によると,私的録音録画小委員会中間整理に対しては「通常よりかなり多い」コメントが集まったという。法制問題小委員会中間まとめに関しては「通常よりやや多い」程度だったとする。

 寄せられた意見募集はこれから整理し,次回の小委員会で公開される予定である。次回の私的録音録画小委員会は11月28日に開催される予定。法制問題小委員会の次回予定はまだ決まっていない。