【ET2007】「Google Android」のデバッグ,京都マイクロコンピュータが急きょ実演
京都マイクロコンピュータは,組み込みシステム関連の展示会「Embedded Technology 2007」で,米Google Inc.が公開したばかりの「Google Android」(関連記事)のデバッグ環境を急きょ用意し,実際にカーネルやデバイス・ドライバ・ソフトウエアをデバッグする様子を実演した(図1)。「公開されたAndroidのSDK(ソフトウエア開発キット)を見ていたら,我々の持つ技術でデバッグ環境をすぐに提供できそうなことが分かり,大急ぎで構築してみた」(同社)。
Google社はAndroidのSDKに,オープンソースのシミュレータ・ソフトウエア「QEMU」を含めている。このQEMUがARMコアや各種周辺回路の動作を模擬するため,一般の開発者はパソコンだけでAndroid向けのアプリケーション・ソフトウエアを開発できる。京都マイクロコンピュータは同社のデバッガ・ソフトウエアである「『PARTNER』のQEMU対応を偶然にも進めていた」(同社)ため,デバッグ環境をすぐに構築できたという。
今回京都マイクロコンピュータは,Androidで提供されるQEMUにデバッグ用通信機能のパッチを当て,Linuxカーネルにデバッグ用のソース・コードを加えてコンパイルし直した(図2)。これにより,Androidのカーネルやデバイス・ドライバ・ソフトウエアなどのソース・コードを,同社のPARTNERで一時停止やステップ実行を行いながらデバッグできるようにした。なお,Androidの仮想マシン「Dalvik Virtual Machine」で実行するアプリケーション・ソフトウエアのデバッガは,Google社がAndroidのSDKで提供している。
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