住友金属など,低炭素・鉛フリー快削鋼の量産受注を開始
住友金属小倉と住友金属工業は,鉛を含まずに切削加工のしやすい低炭素鉛フリー快削鋼線材「スミグリーンCS」を開発し,OA機器メーカーのプリンタ・シャフト用に量産受注した。
同線材は,鉛を使用しなくてもその快削性を損なうことのない低炭素鉛フリー快削鋼で,硫黄快削鋼「AISI-12155(JIS-SUM23)」をベースに硫黄化合物の添加量を最適化したもの。OA部品や油圧部品などの製造分野から,その生産性や品質が評価され,量産受注に結びついた。今後,低炭素鉛快削鋼「AISI-12L14(JIS-SUM24L)」の代替を狙う。
近年,世界的に環境負荷物質への規制が厳しくなり,いろいろな分野で鉛を使用しない方向にある。鉛を含む快削鋼と同等以上の被快削性を持つ鉛フリーの快削鋼の需要があり,住金小倉と住友金属は,以前より鉛フリー快削鋼「スミグリーン・シリーズ」の開発を手がけていた。機械構造用の中炭素鉛フリー快削鋼は既に開発を完了し,2002年から量産受注を開始。現在,月産数千トン規模の需要がある。
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