米Google Inc.は,NTTドコモやKDDI,米Motorola社などを含む34企業が参加する業界団体「Open Handset Alliance」を設立した。狙いは,Google社が開発した「Android」と呼ぶオープンな携帯電話機向けのソフトウエア・プラットフォームの普及促進である(発表資料WWWサイト)。シリコンバレーでは以前から,Google社が携帯電話機事業に参加するというウワサが飛び交っており,同社の端末を「gPhone」と呼ぶ人が後を絶たないほどだった。今回の発表で,このウワサは別の形で現実になったといえる。

 AndroidはOSやミドルウェア,ユーザー・インタフェース,アプリケーション・ソフトウエアで構成するという。まずは2007年11月12日の週に,携帯電話機用アプリケーション・ソフトウエアの開発者に向けて,初期段階のSDKを公開する予定である。Androidプラットフォームを搭載した携帯電話機は,2008年後半に出荷する予定という。

 Open Handset Allianceに参加する企業は以下の通りである。アプリックス,米Ascender Corp.,米Audience社,米Broadcom Corp.,中国China Mobile社,米eBay Inc.,スイスEsmertec AG,Google社,台湾High Tech Computer Corp.,米Intel Corp.,KDDI,韓国LG Electronics Inc.,リビングイメージ,米Marvel Technology Group Ltd.,米Motorola社,米NMS Communications社,スイスNoser engineering ag,NTTドコモ,米Nuance Communications, Inc.,米NVIDIA Corp.,米PacketVideo Corp.,米QUALCOMM Inc.,韓国Samsung Electronics Co., Ltd.,米SiRF Technology Holdings, Inc.,米SkyPop社,米Sonic Network Inc.,米Sprint Nextel Corp.,米Synaptics Inc.,スウェーデンThe Astonishing Tribe社,イタリアTelecom Italia S.p.A,スペインTelefonica S.A.,米Texas Instruments Inc.,米T-Mobile社,米Wind River Systems, Inc.

この記事を中国語で読む