NTTドコモは,携帯電話機の新製品23機種75色を2007年11月1日,発表した。内訳は,高機能の「905i」シリーズ(NTTドコモの製品紹介ページ)が10機種36色,筐体の薄さなどをウリモノにした「705i」シリーズ(NTTドコモの製品紹介ページ)が13機種39色。905iは2007年11月26日以降順次,705iは2008年1月~2月に発売する。

 905iシリーズは,海外ローミング機能やHSDPA対応,ワンセグ放送受信機能,1台の端末で2台分の電話番号とメール・アドレスが使える「2 in 1」などの高機能を詰め込んだ,いわゆる「全部入り」端末を6機種,用意した。米Dolby Laboratories, Inc.の携帯機器向け音声規格「Dolby Mobile」を搭載する「SH905i」や,有効画素数520万のCMOSカメラを搭載するとともに手ブレと被写体ブレの両方を補正する機能を備えた「N905i」,筐体が縦方向と横方向に開く「Wオープンスタイル」の「P905i」などである。

 この6機種に加えて,筐体の厚さが12.9mmと「9」シリーズで最薄の「N905iμ」や,顔検出技術を搭載する「SO905iCS(Cyber-shotケータイ)」,3.5型液晶パネルを搭載する「P905iTV(VIERAケータイ)」,コントラスト比が最大2000:1の液晶パネルを搭載する「SH905iTV(AQUOSケータイ)」を投入する。

 705iシリーズは筐体の薄さが特徴。第3世代サービス(3G)対応端末として世界最薄の9.8mmを実現した「N705iμ」「P705iμ」や,ワンセグ放送受信機能を備える端末として世界最薄(12.8mm)の「P705i」,防水性能を備えた端末として世界最薄(13.8mm)の「F705i」などを揃えた。

 NTTドコモは,2008年の発売を予定する705iシリーズを早期に発表した理由を「端末の販売方法を変更したため,製品系列を全て見渡して十分に理解してから買ってもらいたい」(取締役常務執行役員の辻村清行氏)と説明した(Tech-On!関連記事)。端末価格については「割賦などの販売方法が加わったことで,これまでのように発売当初だけ高額で時間が経つにつれて値下がりするようなことはなさそうだ」(辻村氏)としている。

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