Samsung Electronics社の展示品
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CPT社の展示品
CPT社の展示品
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LG.Philips LCD社の展示品
LG.Philips LCD社の展示品
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AUO社の展示品
AUO社の展示品
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 FPD International 2007では,厚さが20mmを下回るテレビ向けの薄型液晶パネル・モジュールが相次いで展示されている。例えば,それらを薄い順に示すと,韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.が10mm(40型の1920×1080画素品),台湾Chunghwa Picture Tubes, Ltd.(CPT)が14mm(32型の1366×768画素品),韓国LG.Philips LCD Co.,Ltd.が19.8mm(42型の1920×1080画素品),台湾AU Optronics Corp.(AUO)が20mm(32型の1366×768画素品)となる。

 いずれも,主にバックライトを薄くすることで,パネル・モジュールとしての薄型化を図っている。バックライト光源の選択は,大きく二つに分かれる。現行技術のCCFL(冷陰極蛍光管)を採用するか,あるいはLEDを採用するか,である。

 CCFLを採用する方が,コストや発光効率などの点で,現時点では実用性が高い。冒頭の4社のうち,CCFLバックライトを用いて薄型化したのはLG.Philips LCD社とAUO社。「コストの点から,CCFLを採用して薄型化を図った」(AUO社の説明員)。両社とも,近く製品化を予定する。LG.Philips LCD社は「近く量産出荷する」(同社の説明員),AUO社は2008年第2四半期の量産出荷を予定する。いずれも,バックライトは直下型である。

 一方,LEDを採用することで,さらなる薄型化を狙ったのが,Samsung Electronics社とCPT社だ。CCFLを採用した2社よりも,さらに薄く仕上がった。両社ともに白色LEDを用い,エッジ・ライト型の構造にした。Samsung Electronics社は,量産時期について「2008年中の予定」(同社の説明員)と説明する。CPTは,量産時期は未定という。

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