図 展示の様子。左が非極性青色半導体レーザ,右が非極性青色LEDの実演。LEDの前にある透明なカバーは偏光板である。このカバーを回転させると青色LEDの明るさが変化する。
図 展示の様子。左が非極性青色半導体レーザ,右が非極性青色LEDの実演。LEDの前にある透明なカバーは偏光板である。このカバーを回転させると青色LEDの明るさが変化する。
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図 展示パネル。
図 展示パネル。
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 ロームは,GaN結晶の非極性面を利用した半導体レーザ(非極性レーザ)の発振波長を463nmへ長波長化した。数値はパルス発振時のものである。非極性レーザとして最も長い発振波長となる。同社と東北大学の研究グループは,パルス発振で発振波長を約452nmに長波長化したばかりである(Tech-On!関連記事)。さらにしきい値電流を41mAと,452nmの場合の約130mAに比べて1/3程度に抑えた。

 会場では非極性青色半導体レーザの駆動させる実演のほか,非極性青色LEDの点灯もさせている。LEDの前には偏光板を設け,非極性LEDの偏光特性が目でわかるようにしている。LEDは,20mA駆動時に4mW程度の光出力が可能である。

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