「PDPテレビは衝撃に強い」。PDPテレビの利点について松下電器産業は,一風変わった展示パネルをCEATEC JAPAN 2007の同社ブースに掲げた。ひもで固定した重さ250gの鉄球を,40cmの高さから弧を描くように落してPDPテレビの画面に当てても,画面は破壊しないとする。ユーザーがテレビ・ゲームで遊んでいるうちにゲーム機のコントローラをテレビ画面に誤ってぶつけたり,小さな子供がテレビに体当たりしたりといった状況での耐性は高いとする。耐衝撃性という視点からみると,PDPテレビは液晶テレビよりも優れていると主張しているようだ。

 松下電器産業の説明員はPDPテレビが衝撃に対して強い理由として,PDP用に使うガラス基板が厚く,さらにEMI対策や反射防止などのために用いる光学フィルターを作り込むガラス基板がPDPの前面に張り合わされ,しかも光学フィルター用のガラス基板は強化ガラスになっていることを挙げた。

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