図1 DLNAガイドラインのバージョン1.5に対応したネットワーク対応テレビ
図1 DLNAガイドラインのバージョン1.5に対応したネットワーク対応テレビ
[画像のクリックで拡大表示]

 日本ビクターは家庭内ネットワーク規格「DLNA」の拡張版ガイドライン(正式名称は「DLNA Networked Device Interoperability Guidelines (March 06)」,通称:バージョン1.5)に対応した液晶テレビの試作品を「CEATEC JAPAN 2007」に参考出展した(図1図2)。DLNAが定めた機器クラスである「Digital Media Player(DMP)」に対応したミドルウエアを実装したほか,DLNAの伝送路保護ガイドラインが定めた「DTCP-IP」に対応する。

 今回実装したミドルウエアは日本ビクターが独自で開発したもの。100Base-Tのネットワークを利用すれば,BSデジタル放送のMPEG-2 TS(符号化データ速度は約24Mビット/秒)を問題なくストリーミング再生できることを確認したという。

 併せて同社は,パソコンに搭載したLinux OS上で動作する「Digital Media Server(DMS)」対応ミドルウエアを開発した。このミドルウエアもDLNAバージョン1.5に対応する。なお,今回出展したテレビは試作機であることから,まだDLNAの正式な認証は取得していない。

<申し入れがありました>
日本ビクターより「説明時に不正確な内容があったため,記事が不正確になっている」との申し入れがありました。これに伴い,第3段落の文章を修正しております。

図2 DMSに格納したコンテンツを選択して再生できる
図2 DMSに格納したコンテンツを選択して再生できる
[画像のクリックで拡大表示]