ピクセラのマルチファンクションテレビ
ピクセラのマルチファンクションテレビ
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 ピクセラは次世代のデジタル・テレビのコンセプト・モデルとして,「マルチファンクションテレビ」を出展した。OSにWindows Embedded CEを搭載しており,地上デジタル放送の受信と,DVDビデオの再生,CDおよび音楽ファイルの再生,WWWブラウザーの閲覧,静止画像のスライド・ショー,および追加機能のダウンロードが可能。リビング・ルームで使うインターネット機器としてパソコンが提案されているが,本命は違うのではないかという考えから開発したという。「Windows Embedded CEは汎用OSなので,どんな機能でも盛り込める。例えば電子メール機能なども取り込めばパソコンを事実上不要にできるのではないか」(ピクセラの説明員)。

 Windows Embedded CEはNECエレクトロニクスの地上デジタル放送機器向けの「EMMA2RH」で動作する。同プロセサでWindows CEを動かした点も特徴の一つであるという。2008年中の製品化を目指している。