図1 東芝が参考出展したHD DVDレコーダー「RD-X7」(仮称)
図1 東芝が参考出展したHD DVDレコーダー「RD-X7」(仮称)
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図2 元のMPEG-2方式の映像とH.264方式の映像を比較するデモを披露
図2 元のMPEG-2方式の映像とH.264方式の映像を比較するデモを披露
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 東芝は,デジタル放送をMPEG-4 AVC/H.264方式(以下H.264)で再圧縮できる次期HD DVDレコーダーを参考出展した。

 展示したのは「RD-X7」「RD-A201」「RD-A101」(いずれも仮称)で,仕様の詳細や発売時期は公開していない。CEATEC JAPAN 2007の同社展示ブースでは実動機を用意し,元映像とH.264で再圧縮した映像を比較するデモを見せた。

 H.264方式で記録できる媒体はHD DVD,DVD,HDDである。DVDに記録する際のフォーマットには,DVD Forumが策定した「HD Rec」を用いる。これは,記録型DVD媒体に,HD DVD-R/RWが採用するHDVRフォーマットで記録するもの。H.264方式の映像に加え,MPEG-2 TS方式の映像もそのまま記録できる。著作権管理方式はAACS。ほぼ同様の規格としてソニーや松下電器産業が採用した「AVCREC」があるが,これはBlu-ray Disc規格を基にしており,東芝は採用しなかった。(Tech-On!関連記事

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