豊通エレクトロニクスが出展したPND
豊通エレクトロニクスが出展したPND
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 豊通エレクトロニクスは,4.3型の液晶画面を備える簡易型カーナビ(PND)を「CEATEC JAPAN 2007」に出展した。同社ではPNDを自社ブランドで販売するのではなく,相手先ブランドで製造するOEM供給を手掛けたいとしている。

 出品したPNDは,日本国内向けを想定したもので,4.3型のTFT液晶を備え,2Gバイトのフラッシュ・メモリを内蔵する。最大4GバイトまでのSDメモリカードが利用可能で,音楽や動画を再生したり,画像を閲覧したりすることができる。1240mAhのLiイオン2次電池を内蔵し,2次電池で3時間の駆動が可能である。地図データはインクリメントPのものを使っている。

 外形寸法は138mm×81mm×19mmで,重さが210g。プロセサには米Freescale社の「i.MX31L」を,GPSモジュールは米SiRF Technology社の「SiRF Star III」を採用している。OSには米Microsoft社の「Windows CE 5.0」を,GUIソフトウエアとして米UIEvolution社の「UIEngine」を使っている。同社によれば,UIEngineを導入したことでOEM供給先に応じてユーザー・インターフェースを簡単に変更できるとしている。ハードウエアの製造には台湾のEMSを使う。

 このほか,クレードルにワンセグやDMB,DABなどのデジタル放送用のチューナを搭載したり,走行状況に合わせて楽曲を自動的に再生するサービス「m-Chef」の機能を盛り込んだりすることもできるとしている。

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