シャープとパイオニアは2007年9月20日,業務提携と資本提携で基本合意に達した。パイオニアは2007年12月20日に3000万株の普通株式を発行し,この全数をシャープに割り当てる。これによりシャープはパイオニアの株式14.28%を保有し,筆頭株主となる。この出資に向けてシャープは自己株式1000万株を処分して資金を確保するとしている。

 両社はこの提携による主な取り組みとして,共同開発の推進と相互取引の拡大の2つを挙げている。共同開発を進める分野には,次世代DVD関連製品,家電など向けネットワーク,カー・エレクトロニクス,ディスプレイの4つを挙げた。

 なお,両社はこの件で現在,緊急記者会見を行っている。この模様は追って伝える。