三菱化学は,大きさが短辺12mm×長辺20mm程度と,同社従来品よりも大型化したm面GaN基板を試作し,2007年9月16~21日まで米国ラスベガスで開催中の「ICNS-7」で発表した(講演番号:I1)。従来は短辺5mm×20mm程度であり,今回は主に短辺を長くした。m面とは非極性であり,今回の基板を利用すれば,GaN結晶の非極性面上にLEDや半導体レーザといった発光素子などを作製できる。実際,同社が以前開発したm面基板は,ロームと東北大学の研究グループ,あるいは米University of California, Santa Barbara(UCSB)教授の中村修二氏らの研究グループなどがGaNデバイスの作製に利用している。
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