日本科学技術連盟(日科技連) SQiP委員会および日本品質管理学会 ソフトウェア部会は,ソフトウエアの品質を確保するための知識体制「SQuBOK(Software Quality Body of Knowledge)」(「スクボック」と読む)を共同で策定し,その内容を初めて一般に公開した。ソフトウエア品質関連で約26の領域,約200のトピックをそれぞれ1ページに収まる分量で網羅的に解説してある。2007年中に正式版(約400ページ)を書籍として発売する予定で,今回公開したのはその要旨(β版,約170ページ)である。β版は約2007年9月19日までパブリック・コメントを受け付ける。 SQuBOKは,日本のソフトウエア品質の専門家らで構成する「SQuBOK策定部会」が中心となって策定した。2005年5月に日本IBMの榊原彰氏,電気通信大学の西康晴氏,ソニーの高橋寿一氏,東洋大学の野中誠氏らが発起人となってSQuBOKの構想を立ち上げ,2005年9月に日科技連の中に約10人でSQuBOK策定部会を正式に設立。その後,品質管理学会 ソフトウェア部会も加わり,丸2年の歳月を掛けて完成させた。なお,SQuBOK策定部会は,日科技連 SQiP委員会および日本品質管理学会 ソフトウェア部会から成る合同の組織である。
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