Siウエーハ・メーカーのSUMCOは,太陽電池向け多結晶Siウエーハ事業の拡大を決めた。太陽電池の発電能力に換算して,年間1GW相当の事業規模とする計画である。まずは,原料の多結晶Siが確保できた300MW/年相当分の新工場を建設する。今後は,多結晶Siの調達に応じて,順次生産規模を拡大していく。

 新工場は,現在300mmウエーハを製造している同社の「伊万里第5工場」の隣接地に建設する。敷地面積は5万1220m2で,投資額は約145億円。2009年春から順次生産を立ち上げる。太陽電池向け多結晶Siウエーハの製造には,同社独自の「電磁鋳造法改善タイプ」を使う。

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