米Apple, Inc.は，iPod関連の発表会を開催した。発表した新製品や告知の概要は次の通り。最も関心を集めていたのは，「iPod touch」である。iPhoneと異なり日本でも販売されるので，消費者の強い関心を集めそうだ。
（1）「iPod touch」の発売
- 電話なし「iPhone」というべき機能を備え，ユーザー・インタフェースはほぼ共通
- 日本を含む世界21カ国で今月中に発売，日本語入力にも対応
- 米国での税別価格は，8Gバイト機が299米ドル，16Gバイト機は399米ドル
- 厚さは8mmと，iPhoneの11.6mmよりも薄い
- マイクを内蔵していない
- 無線インタフェースはWi-Fiのみ
- 同社基準による再生時間は，音楽が22時間，ビデオが5時間
（2）「iPhone」価格の大幅引き下げ
- 599米ドルだった8Gバイト機を399米ドルに本日引き下げ
- 4Gバイト機は販売終了
（3）「iPod nano」の発売
- 精細度が204ppiと高いQVGA液晶パネルを搭載，輝度は前機種より65％増
- 写真閲覧などに関するユーザー・インタフェースを改善
- 「数独」や「パックマン」をプリ・インストール，別途iTunes Storeでゲーム・ソフトを販売
- 米国での税別価格は，4Gバイト機が149米ドル，8Gバイト機は199米ドル
- 本日発売
（4）「iPod classic」の発売
- 大容量のHDDが特徴，160Gバイト機は4万曲を格納できるという
- 米国での税別価格は，80Gバイト機が249米ドル，160Gバイト機は349米ドル
- 本日発売
（5）Starbucks社との提携
- iPhoneやiPod touch，パソコンのユーザー向けに，米国内のStarbucks店舗がiTunes Storeへの無償アクセスを提供する
- New York市などから順次実施
■続報記事
・「iPod touch」は音声入力に対応せず
・スタバで流れている曲を購入できる
