「有機ELパネルにセンサ技術を取り込むのは難しい」──シャープ,中小型でも液晶パネルの優位性を強調
「有機ELパネルはバックライトが不要で薄いといっているが,タッチ機能を加えるにはタッチ・パネルが必要だ。有機ELにタッチ・パネルを重ねるより,光センサー内蔵液晶パネルの方が薄くなる可能性が高い」。スキャナ機能とタッチ・パネル機能を両立した光センサー内蔵の中小型液晶パネル(Tech−On!関連記事1)を発表したシャープのモバイル液晶事業本部本部長の方志教和氏は,発表プレゼンテーションの中であえて有機ELパネルと比較した。
液晶パネルにタッチ・パネルを張り合わせると,現在は厚さが約2mmになる。今回発表の光センサー内蔵液晶パネルを使えば,タッチ・パネルの張り合わせが不必要になり,約1mmで済む。実際はこれにバックライトの厚さが加わるため,さらに厚くなるが,同社は既に2006年10月にバックライトを含めて厚さ0.89mmの2.2型液晶パネルを発表した(Tech−On!関連記事2)として,有機ELパネルでタッチ・パネル機能付きのパネルを実現する場合,この厚さに到達するのは難しいとした。
さらに「有機ELパネルにセンサ技術を取り込むのは,難しいと考えている」(方志氏)とした。タッチ・パネル機能などのインタフェースが次世代の商品には重要だとし,「有機ELを含めて他方式を凌駕(りょうが)したと考えている」(方志氏)とコメントして,大型テレビに次いで(Tech−On!関連記事3)中小型アプリケーションにおいても有機ELパネル陣営をけん制した形になった。
記事中に誤りなど,編集部へのご連絡にはフッターのご意見/ご感想・お問い合わせをお使いください。












