「消費電力は蛍光灯品と同等」，シャープのLED搭載屋外照明灯

日経エレクトロニクス

2007.08.30

シャープは，太陽電池と白色LED照明を組み合わせた屋外照明灯「LN-LW3A1/LN-LS2A」の製品説明会を2007年8月30日に開催した。この屋外照明灯は同社が2007年7月17日に発表し，8月21日から出荷を始めたもの。照明灯の明るさは1800lm（LN-LW3A1の場合）と同社従来品に比べて約6倍もあり，「太陽電池で駆動するLED照明灯としては業界トップクラス」（同社）と主張する。同等の明るさを備え，光源に32W級の蛍光灯を搭載する屋外照明灯と消費電力はほぼ同じという。太陽電池で駆動するのでインフラからの電力を必要とせず，商用電源で駆動する屋外照明灯に比べて153.3kWhの年間消費電力と48.2kgの年間CO₂排出量を削減できるとシャープは試算する。光源に寿命が約4万時間（明るさが初期の70%に低下するまで）という白色LEDを使っているので，寿命が約5000時間という蛍光灯を使う屋外照明灯に比べてメンテナンスの手間が省ける。シャープによれば，蛍光灯を使うと10年間で光源を約5回交換しなければならない（1日12時間点灯した場合）が，今回の屋外照明灯は光源交換が約10年間不要になる。