外形寸法27.3mm×20mm×3.6mmの国内地上デジタル/アナログ放送受信用チューナー・モジュール「CTMK01」外観
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パナソニック エレクトロニックデバイスは，外形寸法が27.3mm×20mm×3.6mmで容積が2.0ccと小さい国内の地上デジタル（12セグメント）/アナログ放送受信用チューナー・モジュール「CTMK01」を発表した（発表資料）。12セグメントのデジタル放送のみを受信する同社従来品より容積比で約65％小型化している。チューナー回路とデジタル復調回路やアナログ復調回路を1パッケージに収めた。デジタル放送受信時の感度は－81dBm，アナログ隣接妨害は－39dB。パソコンや携帯型テレビ，携帯型DVDプレーヤーなどに向ける。
従来のチューナー・モジュールは，RF ICや空芯コイル，個別部品で構成した外部回路（RF同調回路，発振回路），フィルタ，水晶，復調LSIなどで構成していた。今回は高集積なRF ICと小型チップ部品を高密度実装することで小型化を図った。また，両面実装構造を採用し，相互に干渉しないようデジタル復調回路とアナログ復調回路を分離しつつ1パッケージ化した。さらに，デジタル放送受信時あるいはアナログ受信時に，それぞれ使用していないもう一方の受信回路ブロックをオフにできるアルゴリズムを導入し，より厳重に相互干渉を防いでいる。
サンプル価格は1万5000円。量産出荷の開始は2007年9月を予定している。生産規模は月産5万個の計画。
