アイルランドResearch and Markets社は,インドの携帯電話市場が2005~2010年の間に2億4000万人の新規加入者を獲得し,世界で最も急速に成長するとの予測を発表した。同社によれば,中国とインドを合わせた市場は,携帯電話サービスの総契約数で2010年末までに継続して最大の市場を維持する見通しという。しかし,この地域はAPRU(Average Revenue Per User:加入者1人当たりの平均収入)が低く,年間のAPRUが世界の中でも最も低い水準にとどまるという。

 アジア地域では,ベトナムやインドネシア市場も急成長を遂げている。Research and Markets社は,ベトナム市場の年間成長率を161%,インドネシア市場の成長率を127%とする。

 一方,西欧や北米などの成熟市場は,加入者数の前年比成長率が引き続き減少傾向。ただし,これらの市場はARPUが高い。Research and Markets社は,2010年末の北米のARPUを584米ドル,アイルランドのARPUを660米ドルと予測する。

この記事を英語で読む

この記事を中国語で読む