電子情報技術産業協会(JEITA)は,2007年7月のパソコンの国内出荷台数は69万5000台だったと発表した。JEITAは単月での出荷実績の公表を2007年4月に開始しており,前年同月との比較はできないが,前月に比べると7.2%の減少となっている。

 内訳はデスクトップ型が25万1000台,ノート型が44万4000台。デスクトップ型に強みを持つデルが統計に参加していないこともあり,ノート型の比率が6割を超える状況が続いている。出荷金額はデスクトップ型が289億円,ノート型が570億円である。

 地上デジタル放送用チューナを内蔵する機種はデスクトップ型とノート型の合計で2万3000台と全体のわずか3.3%にとどまっている。2007年4月の6.2%から4カ月連続で出荷比率は縮小中だ。


地上デジタル放送用チューナ内蔵パソコンの出荷台数とパソコン出荷全体に占める比率(2007年4月~7月)


【参考】地上デジタル放送用チューナ内蔵テレビの出荷台数とテレビ出荷全体に占める比率(2006年7月~2007年7月)。テレビでは液晶テレビの出荷比率が増しているのに伴って搭載比率が上昇傾向にある。