ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)の欧州法人「Sony Computer Entertainment Europe(SCEE)」は2007年8月22日(ドイツ時間),プレイステーション3(PS3)と組み合わせて利用する,TVチューナとビデオ録画用のソフトウエアから成る製品「PlayTV」を2008年初めに欧州で発売すると発表した。

 PlayTVは,欧州の地上デジタル放送規格「DVB-T」などに対応したTVチューナ2台を搭載した。PS3の周辺機器という位置付けである。PS3に接続することで,PS3をHDDレコーダとして利用できるようになる。加えて,SCEIの携帯型ゲーム機「PlayStation Portable(PSP)」を,PlayTVのリモコン兼小型ディスプレイとして利用できる。つまり,PSPから無線LAN経由で,録画予約などができ,さらにTV番組やその録画をPSPで視聴できる。PlayTVの録画データをPSP向けに変換し,外出先で見るといったこともできるという。

 当初の発売地域は,英国,フランス,イタリア,ドイツ,スペイン。その後,アナログ・カラーTV放送規格のPAL方式を採用する各国に広げる。

この記事を英語で読む

この記事を中国語で読む