韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.の器興(キフン)の半導体工場が停電により稼働中断に追い込まれている。「本日(2007年8月3日)の午後2時半に器興工場内の変電設備に不具合が生じたため,現在6ラインが停止している」(日本サムスン 戦略企画室)。内訳は,NANDフラッシュ・メモリ工場が5ライン,システムLSI工場が1ラインである。そのうちの2ラインは,現在までに停電からは回復しており,残り4ラインも回復予定という。「今後2日以内には,6ラインすべてが稼働を再開する見込み」(日本サムスン)。今回の停電での損失額は売上ベースで最大500億ウォンという。

 現在,NANDフラッシュ・メモリは世界中で品薄状態になりつつあり,工場の復旧が遅れれば品薄状態に拍車がかかる可能性があった。

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