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「一度リセットしてほしい」,YouTube社との第2回協議を受け著作権権利者団体らが要求

  • 竹居 智久=日経エレクトロニクス
  • 2007/08/02 21:23
  • 1/1ページ

 JASRAC(日本音楽著作権協会)など24の著作権関係権利者団体・事業者(以下,24団体)は2007年8月2日,同年7月31日に米YouTube, Inc.および親会社の米Google, Inc.と動画投稿サイト「YouTube」における著作権侵害防止策について2回目の協議を行ったことを発表した。

 24団体がYouTube社と初めて協議したのは2007年2月6日のことである(Tech-On!の関連記事)。2回目の協議に至ったのはYouTube社が「2月の協議以降の進展について説明したい」と申し入れたためである。Google社Vice President, Content PartnershipsのDavid Eun氏やYouTube社 Partner Development DirectorのChris Maxcy氏,グーグル 代表取締役社長の村上憲郎氏らが出席した。

 24団体によると,YouTube社は「無断アップロードへの警告を日本語で表示するようにした」「規約を3回違反したユーザーのIDや投稿動画を削除するようにした」といった,これまでに講じてきた著作権侵害防止策を説明した。前者は,1回目の協議でYouTube社が1カ月以内に対応することを約束したものである。

「YouTube」にフィンガープリンティング技術

 さらにYouTube社は,フィンガープリンティング(電子指紋)技術を使って動画や音声を自動的に識別し,著作権侵害を防止するシステムの開発を2006年12月から始めたことを説明したという。フィンガープリンティング技術は一般に,動画や音声のファイルを特定のアルゴリズムで電子的なパターンに変換し,それを照合することで同じ動画や音声であることを識別できるようにする技術である。具体的にどのようなフィンガープリンティング技術を利用するのか,どのように運用することで著作権を侵害しているコンテンツを判別するのか,といった詳細については説明しなかったとする。

 今回の協議について24団体は,フィンガープリンティング技術の導入といった対策を進めていることについては評価したものの,「未だに多くの著作権侵害が起こっている」(日本映像ソフト協会 管理部部長代理の酒井信義氏)と現状への強い不満を示した。「YouTube社には,1回リセットしてもらいたい。『リセット』とは,著作権を侵害しているコンテンツをきちんと消してもらうことだ」(日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センター 運営委員の松武秀樹氏)。

 24団体は,YouTube社を「世界的にもあまりに大きな影響力を持った動画共有サイト」(JASRAC 常任理事の菅原瑞夫氏)と捉えており,協力関係を結びたい様子も垣間見せた。「YouTubeのような動画共有サイトを完全に否定するわけではない。実演家団体としては,自らのパフォーマンスをいち早く世界に届けたいという思いもある。しかし,技術の進歩をコンテンツの流通に生かすための協力関係を築きたいと思っても,現状のままでは議論できない」(松武氏)。YouTubeにおける目立った著作権侵害がなくなるまで,継続してYouTube社に抜本的な対策を要求していく考えを示した。

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