信越化学,福井県にレアアースの分離精製工場を建設
信越化学工業は,福井県坂井市三国町のテクノポート福井にレアアース*(希土類元素)の分離精製工場を建設する。福井県有地などから6万2492m2を取得し,レアアースの分離精製設備,排水処理設備などの付帯設備を建設する。建屋は,延べ面積1500m2。レアアース酸化物を1000t/年生産する。
同社は,1965年代から福井県越前市の武生工場でレアアースとこれを原料とするレアアースマグネットを一貫生産してきた。近年,ネオジムマグネットはハイブリットカーのモータや省エネエアコンのコンプレッサモータ向けなどに需要が急拡大している。これに対応して生産を拡大してきたが,武生工場には生産設備増強の余地が少なくなって来たため,同工場と一体運営できるテクノポート福井に進出し,レアアースの分離精製工場を建設することにした。投資金額は,土地10億円,建屋/機械/設備などで10億円の計20億円。工期は,2007年8月〜2008年2月の予定で,従業員は40名程度。
将来は,関連製品のマグネット製造工程などの設備の建設を想定している。
*:レアアース(希土類)は、原子番号57番から71番までの15元素(ランタノイド)と21番のスカンジウム(Sc),39番のイットリウム(Y)を加えた17元素の総称。各元素は科学的性質が似ていて,分離精製には高度な技術が要る。液晶や照明の蛍光体,小型の強力磁石や記憶媒体の磁性材料,燃料電池の水素吸収材などに使われている。
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■いい取り組みですよね。希土類元素は鉱物の状態では, 特性が似ているので元素単位の分離が難しいと聞きました。資源の枯渇などを考えると, こういう事業に積極的に取り組んで欲しいと思います。
(2007/07/26)

















