オランダNXP Semiconductors社は,2007年第2四半期(2007年4~6月)の決算を発表した(発表資料)。売上高は対前年同期比7.8%減の11億4100万ユーロ,営業損益は前年同期の5200万ユーロの黒字から,2億5200万ユーロの赤字に転落した。純損失は前年同期の500万ユーロから増え,2億6600万ユーロだった。ただし,売上高は2007年第1四半期と比べると2.3%増加した。

 増収となった部門はMobile & Personal部門とAutomotive & Identification部門で,その他の部門ではすべて売上高が減少。生産中止となった製品群は,主にDVD-R,携帯機器用ディスプレイ向けドライバ,大型ディスプレイ向けドライバなどである。同社のPresident兼CEOであるFrans van Houten氏は,「売上高は予想通り直前期から増加となったが,市場全体は引き続き軟調だ」と話した。

 部門別に見ると,主力のMobile & Personal部門の売上高は,対前年同期比5.0%増の4億ユーロ,営業損益は3800万ユーロの赤字を計上した。Automotive & Identification部門は,売上高が同16.1%増の2億6700万ユーロ,営業利益は3400万ユーロだった。Home部門の売上高は同33.9%減の1億6000万ユーロ,営業損益は4400万ユーロの赤字。MultiMarket Semiconductors部門は,売上高が同18.5%減の2億6500万ユーロ,営業利益は2000万ユーロである。IC Manufacturing Operations部門の売上高は同27.7%減の3400万ユーロ,営業損益は9200万ユーロの赤字だった。

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