不具合の見つかったパソコン
 NECは,同社製のノート・パソコンに筐体が変形するなどの不具合が見つかったとして,対象機種の無償修理を決めた。メイン・ボードの材料とコンデンサの材料の適合性に問題があり,時間を経ると化学反応を起こして発熱することがわかったという。この結果,コンデンサが故障してパソコンの電源が入らなくなったり,発煙したり,筐体の底面に直径5mm程度の穴が開いたりする。

 NECでは2004年1月~2007年5月に65件の不具合報告を受け,無償修理に踏み切った。経年変化で生じる不具合のため,2006年下期に入って報告が増えたという。無償修理の対象となるのは2003年3月~2005年4月に製造した「LaVie M」「LaVie G タイプM」「VersaPro」で,約5万4800台に上る。ユーザーから製品を預かり,メイン・ボードを交換して返却する予定だ。

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