三洋電機 執行役員 メディカル・ヘルスケア事業本部 本部長の手嶋弘一氏
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 三洋電機は,人員やスペースが少ない小規模,無床診療所などに向けて,受付/会計に使用する医事システムを組み込んだ電子カルテ・システム「Medicom-HR」を発売する。同社はこれまで,病院や中規模診療所に向けて電子カルテ・システム「Medicom-DP/X」と医事システム「Medicom-MC/X」を提供してきた。今回のシステムをラインアップに加えることで,電子カルテの普及に伴うニーズの拡大に対応することを目指す。

 医事システムを組み込んだ電子カルテ・システムは,既に他社も提供している。ただし,三洋電機のシステムの特徴は「医事システムと電子カルテのデータベースを分離しており,それぞれの利用者に必要な情報だけをピックアップして画面に表示できること」(同社)という。2007年8月下旬に販売を始め,初年度は1000台/年の販売を目指す。価格は標準システムで400万円から。

 三洋電機は,2007年7月11~13日に東京ビッグサイトで開催中の「国際モダンホスピタルショウ2007」において,今回の新商品を展示している。

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国際モダンホスピタルショウ2007で展示していた電子カルテ・システム「Medicom-HR」の実演の様子。左側のウインドウが医師に向けた電子カルテ,右側のウインドウが受付・会計に向けたレセプトの画面である
国際モダンホスピタルショウ2007で展示していた電子カルテ・システム「Medicom-HR」の実演の様子。左側のウインドウが医師に向けた電子カルテ,右側のウインドウが受付・会計に向けたレセプトの画面である
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今回の「Medicom-HR」をラインアップに加えることで,幅広いニーズへの対応を目指す
今回の「Medicom-HR」をラインアップに加えることで,幅広いニーズへの対応を目指す
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従来のラインアップに加え,今後は,診療所に向けた今回の新製品によって販売台数を大きく伸ばす考え
従来のラインアップに加え,今後は,診療所に向けた今回の新製品によって販売台数を大きく伸ばす考え
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