無事に「iPhone」を購入できた取材班は(Tech-On!の関連記事),オフィスに戻りさっそく箱を開けてみた。
型押しによってiPhoneを立体的に表現した箱を見て気付くのが,「Phone」や「Mail」,「Photos」といった機能を示すアイコンの中に,「YouTube」も含まれていることである(図1)。米Apple Inc.が米YouTube, Inc.との協業を発表したのは,9日前の2007年6月20日のことである(同日の発表資料)。発表以前から着々と準備を進めていたと予想できる。
箱を開けると,まずプラスチックのフィルムで保護されたiPhoneが顔を出す(図2)。そのiPhoneを持ち上げると,Apple社の「iPod」シリーズなどと同様に「Designed by Apple in California」という文字が見える(図3)。iPhone本体は側面がすべて半円状に加工されており,持ちやすい印象を受けた(図4)。HDD搭載型iPodよりも縦長になった影響か,筐体が非常に薄いように感じる(図5)。ただし実際は,30GバイトのHDDを搭載したiPodよりも約0.6mm厚いという。
iPhoneに付属するのは,イヤホン,USBインタフェースでパソコンと接続するためのケーブル,USBインタフェースで給電するための電源用アダプター,iPhoneを置くクレードル(ドック)である。iPodシリーズと同様に,すべて白色を採用している(図6)。マニュアルなどが入っている包みには,タッチパネル式ディスプレイを拭くためのものと見られる布が含まれていた(図7)。ディスプレイは,指で触れたときに指紋が残りやすかった。
電源を入れると,地球の写真を背景にした画面が表示され,「iTunesに接続してiPhoneを有効にしてください」というメッセージが表示される(図8,Tech-On!の関連記事)。有効にする前でも,米国の法律で定められているように「911」などの緊急電話がかけられるようになっており,タッチパネル画面の下部を左から右になぞると緊急電話をかけるための画面に遷移する(図9)。
なお,図10は列の先頭に並んだ10人ほどだけがもらえることができた「戦利品」である。
◆iTunesにつなげてみたが…につづく
※動画は写真10の下にあります。
「iPhone開梱編」(約2分26秒)
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